夜が更ける頃に ―米国実業家の秘密― 3巻 - 表紙

夜が更ける頃に ―米国実業家の秘密― 3巻

Nureyluna

第10章

夢中:誰かや何かに完全に夢中になっている状態

ジャスミン

私が彼の腕にしがみつくと、彼はゆっくりと私の中に入ってきた。彼が私の中に入り始めると、私は痛みを感じた。

私が痛みよりも彼に集中しようとすると、彼は 「ちょっと待って」と言って、私の首にキスをした。首と腕の血管が浮き出ていた。

「ああ!」彼が私の中に体を押し込むと、痛さで涙が頬を伝った。

「俺を殺すつもりか?」と彼は囁き、私が彼の長いモノに慣れるまでじっと体を動かさなかった。

皮膚が引き裂かれるような感覚だった。彼は抵抗を感じると動くのを止め、時間をかけて私を完全に満たした。

彼に動くように言う前に、私は何度か深呼吸をした。彼はゆっくりと動き始め、痛みは次第に薄れていった。痛みはまだあったが、摩擦の快感が押し寄せてきた。

「ああ…、気持ち…いい」彼がペースを上げると、私は顔を覆って喘いだ。私はまた絶頂に達しそうだった。

「俺を見て」彼は私の手を顔から離しながら言った。彼は私の中にあったモノを抜き、私を喘がせたが、今度は私を横向きにした。

「セオドアっ…!」彼が後ろから私の中に入ってきたので、私は枕を強く握った。

彼が私の脚を持ち上げてより奥に挿入してきた。彼は私の腰に手を当てて、肩にキスをした。

「イキそう・・・」彼がペニスを引き抜くと、セオドアがイッた白い汁が私の脚にかかって、温もりを感じた。

私は目を閉じ、落ち着こうと他のことを考えた。正気に戻るまで2分近くかかった。一旦意識が戻ると、私は突然恐ろしいことが頭をよぎった。

「テアは? テアはどうしてる? 夜中によく目を覚ます癖があるの」

私はテアのことが心配だった。もし彼女が悪夢を見て、私を探していたら?

「ミックとシェリーが目を光らせている。目が覚めたらその二人が世話をしてくれる」

私は安堵のため息をつき、彼の胸に頭を預けた。私の体は紅潮し、肌には彼の跡が残っていた。額と胸を汗で覆っているのが見えた。彼は何も言わず、ただ彼の美しい青い目で私を見つめながら、親指で私のお尻をなぞった。

結局、長い夜になった。セオドアは眠らなかったし、私も眠れなかった。でも私はそのすべての瞬間が愛おしかった。

***

「この子の髪の毛可愛い」テアは、私の好きな映画の一つである『マイ・ガール』を観ながら言った。

「確かに、かわいいね」私はチートスを頬張りながらうなずいた。

その日は土曜日の朝で、何もすることがなかったので、テアと私は古い映画を見ることにした。

主人公たちが自転車に乗っているのを見ながら、テアは「フラワー、私、自転車が欲しい」と言った。

「もちろん、お父さんに頼めば持ってきてもらえるよ」とこちらにもたれかかってくるテアに私は言った。

「アイリスがダメって言ったらどうするの?」

「お父さんに直接頼もう」

「そうしよう」テアは微笑んでからスクリーンに視線を戻した。

私はテアのお父さんのことを考えた。私たちの関係を何と呼べばいいのかわからない。昼間はほとんど口をきかなかったのに、夜になると・・・私たちはセックスに飢えた獣のように、夜になると服を脱ぎ捨て、ひとつになった。

彼から離れることはできなかった。この1週間、私たちは毎晩セックスしていた。しかし今夜、彼が邸宅に来るかどうかはわからなかった。

「フラワー、映画見てる?」

私はテアを見た。「うん、見てるよ」

しばらくすると、足音が聞こえた。テアと私が玄関の方を振り向くと、セオドアがこちらに向かって歩いてくるのが見えた。ブレイクとアイリスが後ろに続いていた。

「おはよう、パパ」テアは立ち上がって彼に挨拶した。

「お昼は食べた?」セオドアが尋ねた。

アイリスは私を見ていたが、私は彼女の視線を無視した。

「ギブソンさん、今はテアの図工の時間でしょう?」アイリスが尋ねた。

私は歯を食いしばった。彼女は私を悪者にするつもりに違いない。

テアは目を見開いて私を見た。セオドアの視線が私に移り、私は作り笑いを浮かべた。

「インスピレーションを沸かせるために映画を見てるんです。新しいアイデアが必要かなと考えて」

アイリスが何か言おうとしたとき、セオドアが唐突に言った。

「テア、ジャスミン、着替えてきなさい。20分以内にここに戻ってくること」

セオドアがアイリスとブレイクと話し始めたので、私はうなずき、テアと一緒に部屋を出た。

「どこかに行くの?」寝室に向かって歩きながら、テアが尋ねた。

「どうだろう。お父さんが準備するようにって言うから、今は準備しよう」私がそう言うと、彼女はうなずいた。

テアは膝丈のショートパンツと赤いTシャツを着た。私はテアがスニーカーを履くのを手伝い、自分の部屋に向かった。

私は顔を洗い、ハイウエストのジーンズと黒のクロップトトップを着た。髪をブラッシングしてから高い位置でポニーテールにし、メイクをした。スニーカーを履いて、テアと私は彼女の父親に会いに行った。

「旦那様、今夜は商談がございます」アイリスが言った。

「商談をキャンセルしてください。私は今日一日忙しいんです。明日も予定を空けておいてもらえますか?」

シェリーとミックは私を見て微笑んだ。

「やあ、シェリー、やあ、ミック!」私はそう言って、2人に歩み寄った。

「やあ、ジャスミン。どこかに行くの?」とミックが尋ねた。

「多分そうみたい。ジェファーソンさんに準備をするように言われて」私は二人にそう言った。私がミックに微笑みかけるのをセオドアが見ていたが、気づかなかった。

私がセオドアの方を振り向いたとき、彼の鋭い表情を見て私の笑顔は消えた。彼は真剣な表情をしていて、その表情が私を怖がらせた。

「出発するぞ」

テアは私の手を強く握り、私たちは彼の後について車に乗り込んだ。

私は黙っていようと思ったが、沈黙に耐えられなかった。

「セオドア、テアは自転車に乗れるようになりたいんだって。それはいいことだから、学ばせてあげたいんだけど」彼がまっすぐ前を見たので、私は言葉を失った。

私はバックミラーでテアを見た。彼女はポカンとしていた。彼女の父親が同意しようがしまいが、私は今日自転車を買うまで家に帰るつもりはなかった。

長いドライブの後、私たちは目的地に着いた。私は車を降りて看板を見た。彼が連れてきたのは家具屋だった。視線を向けると、セオドアはすでに私を見ていた。

「テアの部屋を模様替えしたいんでしょ。アイデアをたくさん出してくれると思う」

笑顔が戻り、私は興奮してテアを見た。「やったー! 部屋の模様替えの準備はいい?」私はテアに尋ねた。

「私の部屋もエルサの部屋みたいにできる?」

「そうしたいなら、できるよ」

「ユニコーンも入れていい?」

「なんでも入れていいんだよ。あなたの部屋なんだから、好きなように言って」と私は言った。テアと私は喜びの舞を踊った。

セオドアは車の横に立って私たちを見ていた。彼はスーツの上着を脱ぎ、袖をまくった。「行こうか」

「そうしよう」私たち二人は入り口に向かって歩き出し、セオドアは私たちの後を追いかけた。

テアと私がデザインチームと話をしている間、彼は辛抱強く待っていた。そのデザインチームの中に一人、私をずっと見ている男がいた。

私の胸を見続ける彼の視線は、控えめに言って不快だった。セオドアが座っている場所からその男は死角だった。

私は振り返ってセオドアの肩を指で叩き、注意を引いた。彼は何が起きてるのかわからないという顔をした。

「この男の人、胸ばかり見ていて不快なの」私は彼の耳元で囁き、不気味な男を指差した。

セオドアは立ち上がり、私のお尻が彼の太ももに触れるほど近くに立った。彼は私の腰に腕を回し、指を私の素肌においた。

セオドアが睨んでいるのを見て、その男は目を見開いた。彼だけでなく、一緒に働いていた他の4人の従業員もかなり心配そうな顔をし始めた。

私たちがテアの内装について話し続けると、セオドアは私のベルトをいじり、指で私の肌に触れ、手で私の背中を撫でた。さらに、私のお尻を何度か悪戯に叩き、優しく揉んだ。「パパ、どうしてフラワーのお尻を叩くの?」ベッドについて話しているとき、テアが尋ねた。

私は目を見開き、頬を赤らめた。「えっと・・・ズボンにホコリがついてたから」

女性の一人が笑ったが、咳払いで誤魔化した。

「ああ、そうなのね。パパ、フラワーのズボンについたホコリを払ってあげて」テアはそう言うと、遊具エリアに向かって走り去った。

私はセオドアから一歩離れたが、彼は私を引き寄せ、さっきよりちょっと強い力でお尻を叩いた。私は振り返って彼を見た。

「テアが言ってたじゃないか」彼は無邪気だった。

「明日の朝11時にチームと一緒に伺います、奥様」と女の人が言った。

「完璧です、ありがとうございます」

セオドアはテアに声をかけ、私たちは店を出た。次にどこへ行くのかはわからなかった。

私はセオドアの手を取り、車に戻る前に彼を呼び止めた。

「さっき運転し始めたとき、なぜあんなに真剣な表情をして怒っていたの? 何があったかわからないけど聞いて。テアに自転車を買ってあげたいの。乗り方を習うのはテアにとってすごく大事なことなの」

私は彼を見上げ、彼は私を見下ろした。ちょっとの間見つめあっていたが、やがてセオドアが視線を外してため息をついた。

「わかったよ」

私は明るく微笑み、車に乗ろうとした。「痛っ!」

テアが見ていないときに、彼は私のお尻を”強く”叩いたのだ。

テアと私は運転しながらおしゃべりをし、セオドアはさっきよりも自然体だった。

「いい気分。もっと頻繁に出かけるべきだね」と私はセオドアに言った。

私たちが店に入るとすぐに、人々はセオドアに気づき、ひそひそとつぶやき始めた。彼は気にする様子もなく、ただ私を見つめていた。私が彼を見るたびに、彼は私をチェックしていた。

「青いのが欲しい」とテアは言った。

「それは男の子用よ。こっちが女の子用よ」と店員は別の自転車を見せた。

「そっちがいい?」私は青いほうを指差しながら彼女に尋ねた。

「うん!」彼女は嬉しそうに頷いた。

「じゃあ、青にします」と私は店員に言った。

「誰が乗り方を教えるんですか?」セオドアがレジで尋ねた。

「私は自転車の乗り方を知らないの。だから、あなたじゃない?」

「君にも自転車を買ってあげようか? 僕が教えてあげるよ」彼はニヤリと笑った。

「ハハハ、笑いごとじゃないよ」

全能で、みんなから恐れられるセオドア・ジェファーソンは今私をからかっているの?

私はテアの手を取って店を出て、3人だけで夕食に出かけた。

***

テアのミルクコップを洗いながら、私は鼻歌を歌った。テアの寝つきはよくなり、最近はぐっすり眠っていた。悪夢を見ることも少なくなったが、たまに夜中に目を覚ますこともあった。

「ちょっ…!」セオドアが後ろから近づいてきて、私のお尻に手を置いた。

背後から抱き寄せられ、首筋と肩甲骨にキスをされながら、私は彼に体を預けた。その夜、彼はチャリティ・イベントに行かなければならなかったみたいで、アルコールの匂いがした。

彼は私のショーツを下ろし、私がキッチンアイランドにしがみつくと、彼は私のアソコを包み込んだ。

彼は私の肩に噛みつき、2本の指を私の中に滑り込ませた。私は彼に犯されながら、壁を握りしめた。

私は声を出さないように唇を噛んだ。私が大きな声で喘げるのは、彼の部屋と私の部屋だけだった。その二つの部屋は防音されていた。

私は彼に触れたかった。私は彼のズボンのジッパーを下ろし、ブリーフを下ろして彼の硬いペニスを露わにした。

絶頂に近づいていて、私の足は激しく震えた。彼は私を持ち上げ、キッチンカウンターの上に置いた。

私は彼の顔を引き寄せてキスをし、彼の手は私の胸に移動していた。

私は快感でどうにかなりそうで、彼の頭を私の胸に押し付けた。乳首を吸われるのが好きだった。

「今、あなたが欲しい」そういうと彼は電気を消し、キッチンのドアを閉めた。驚くことではないが、彼のキッチンには自動ドアがついていた。近代建築の賜物だ。

彼は私のシルクのタンクトップを脱がせ、私は彼のシャツのボタンを外した。私は彼の胸に手を置き、時間をかけて彼を触った。

彼は一気に私の中に入ってきて、私を喘がせた。私の肌が大理石のカウンターに叩きつけられる音と共に、彼は私を激しく犯した。彼は私の左足を肩にかけ、より深く私の中に入ってきた。

「すごい・・・」彼の動きが激しくなると、私の乳房が揺れた。彼は私の髪を顔から払い、私は彼の肩につかまった。

彼はペニスを引き抜き、私をカウンターから降ろした。彼は後ろから私の中に入れようと、向きを変えた。私は大理石のカウンターにつかまり、彼は私の腰を掴んだ。彼は私の中に入り、速く動き始めた。

私のお尻は、彼に打ちつけられて激しい音を立てていた。彼はこの体位が大好きだった。

私は絶頂に近づくにつれ、背中を丸めて彼に押し付けた。何も言う気力は残っていなかった。私が絶頂に達すると同時に、彼はイッた。

どのくらい時間が経ったのかわからなかったが、長い時間が経ったことは確かだ。彼はポケットから別のコンドームを取り出し、私に視線を送った。私は全裸でキッチンカウンターにもたれかかり、目の前の神々しいイケメンを見ていた。

彼がふらふらと私のほうに歩いてくるので、顔が赤くなった。彼は木の椅子を引き、座って私を見つめた。

私は恥ずかしそうに微笑み、彼のほうへ歩いていった。私は彼にまたがりながら、彼の硬いペニスをゆっくりと私の中に導いた。彼は私の腰を掴み揺さぶった。私は彼の肩に手を置き、口から喘ぎ声を漏らした。

彼が私の奥深くにいるのを感じることができるから、これは私のお気に入りの体位だ。言うまでもなく、彼もこの体位が大好きだった。私はありったけのエネルギーで彼に馬乗りになった。

私は彼の上でイキまくった後、彼の上に倒れ込んだ。とても眠かった。彼は私の額にキスをし、髪をそっと顔から払った。

「ベッドに行こう」と彼は私の耳元でささやき、服と一緒に私を抱き上げた。私は両腕を彼に巻きつけ、彼の部屋まで運ばれた。

私は夢の中へと滑り落ちていった。彼が私をそっとベッドに寝かせ、横になった。

眠りにつく前に、彼の硬い乳首が私に押しつけられ、彼の腕が私を包み込み、温かいシーツが私たちを覆っているのが感じられた。

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