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夜が更ける頃に ―米国実業家の秘密― 1巻

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Nureyluna
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🤑Billionaires👩🏼‍🦱Nannies💪🏻Protector🏙️Contemporary💰Billionaires💪🏻Alpha Males🔒 Forced Proximity

米国で最も権力のある男、セオドア・ジェファーソン。

誰もが彼になりたがったし、彼と寝ることは女の子みんなの夢だった。

そんな彼が表紙の雑誌を部屋で読んでいたジャスミン。彼女はかつて高給のシェフだったが、理不尽な状況に仕事を手放さざるを得なかった。絶望的な経済状況にあった彼女に見知らぬ女性から電話がかかってくる。なぜか自分のことを隅々まで知っている彼女から依頼されたのは、ベビーシッター。しかも100万ドル払うという。疑いながらも他に選択肢のない状況のジャスミンは仕事を引き受けることにするが―。

対象年齢:18歳以上

第1章

性的な内容を含みます

読者の皆さんへ
この物語には、性的描写が多く含まれます。お読みになる際は、ご自身の判断でお願いいたします。
***

ジャスミン

 セオドア・ジェファーソン。
誰もが彼になりたがった
彼と寝ることは女の子みんなの夢だった
彼は米国で最も権力のある男だった。-いや、それ以上かもしれない-
いくつもの仕事を通して彼は何十億ドルも稼いだが、彼が本当にしたい仕事は何なのか、秘密のベールに包まれたままだった。
しかし、彼の財産などどうでも良くなる程彼の体は美しかった。
ギリシャ神話の神々でさえ顔を赤らめてしまうほどの体だった。
ベルリンからサンフランシスコまで、雑誌の表紙を飾った。
しかし彼はその容姿をさらに上回るほどの性的な魅力を持ち合わせていた
彼は謎に包まれていた
彼がどこに住んでいるのかさえ誰も知らなかった
彼が結婚しているかどうか、子供がいるかどうかも
その秘密に近づきすぎたパパラッチは 突然姿を消した
その険しく危険な瞳の奥には どんな秘密が隠されているのだろう
「ジャスミン、開けろ!早く!」
ドアを叩く音に私は飛び上がり、セオドア・ジェファーソンの顔が表紙を飾った”タイム”という雑誌を放り投げた。
私はため息をついた。ドアを叩いている人が誰かわかっていたからだ。悪魔だ。
私は力を振り絞り、アパートのドアを開けた。大家に作り笑みを向け、私はビーンバッグの椅子に腰を下ろした。大家はここにくるとすぐには帰らないことを知っていたからだ。
「座ったほうがいいよ。客人のように振る舞う必要はない」
彼は向かいにあったソファに座った。「で、いつ払うんだ?」
世間話もそこそこに本題に入ってきた。
「アレックス、私の状況はもう知っているでしょう? 失業して、お金がないの。銀行口座には1ペニーも入ってない」私は顔をしかめて言った。
こんな日が来るとは想像もしていなかった。
高給でシェフとして働いていたのに、店長と寝ないとクビにすると脅された。彼の残酷さと、何の罪もない店長の奥さんに申し訳ない気持ちを思い出してたじろいだ。奥さんは何も知らないのだろう。
彼が私を解雇する前に私は辞職した。男女平等には程遠い。しかも残酷なことに、彼は私が次の仕事に就けないように手配していた。
「もう3カ月も遅れている。仕事があろうがなかろうが知ったこちゃない。俺は金が欲しいだけだ。 来月末までに支払わなければ、出て行ってもらう」
ため息をつき、納得いかなかったがうなずいた。彼は立ち上がり、私のアパートを出て行った。
私は支払わなければならない請求書のことを考え、唸った。全部払うにはお金が足りない。
空っぽになった冷蔵庫にも食べ物を入れたい。ここ数ヶ月で食べれるものが他になかったこともあって、インスタントラーメンにはまってしまっていた。働いていた数カ月間、どうしてお金を貯めなかったんだろう?
(服を買わなきゃいけなかったからだ。。それと宝石。)
もう泣くしかなかった。
アパートの散らかった部屋のどこかで携帯電話が鳴り始めた。私はなんとか探し当て、なんとか電話が鳴り止む前に出ることができた。
「もしもし?」誰がこんな時間に電話してきたんだろう?私は不思議に思った。
「もしもし、ギブソンさん。アイリス・ホワイトと申します。あなたがどうしても必要な仕事がありご連絡させていただきました」と相手の女性が言った。
私は電話を耳から離し、発信者番号を確認した。迷惑電話ではなさそうだった。
「どんな仕事ですか?」私は彼女に尋ねた。最近仕事に応募した覚えはなかった。
「ギブソンさん、もしご都合がよろしければお会いできませんか?直接会って詳細を説明したいんです」
「ああ、まあ、わかりました。場所を送ってください」
電話を切るとすぐに、謎の女性からメッセージが届いた。もし私がちゃんとした仕事についていたら、すぐにこの電話のことは忘れていただろう。突然電話をかけてきた見ず知らずの女性に会いに行くこともなかったに違いない。
しかし、私は絶望的な経済状況にあった。
私は顔を洗い、白いのシャツに着替え、デニムのジーンズを履いた。赤髪をかきあげて高い位置でポニーテールにし、薄いピンク色の口紅をつけた。自信のでる黄色のサンダルを履いて、私はアパートを出た。
幸運なことに、謎の女性が教えてくれた住所は私が住んでいるところからそれほど遠くなかったので、往復するのにガソリンを補給する必要はなさそうだ。
送られた場所に着くと、素敵な玄関のドアを開け、小さな待合室に入った。先ほどの電話の女性はアイリスというらしい。そのアイリスにメッセージを送り、席に着いた。
他にすることもないので待合室を見回すと、受付の後ろの壁に「TJ」と彫られた装飾が目に入った。何かのロゴのようだった。
いったいどんな不思議な組織なのだろう?そんな会社のロゴは見たことがない。
やがて、上品な服装をしたスラリとした女性がこちらに歩いてきた。私は彼女の服装に見とれてしまった。ジーンズにサンダルという私のカジュアルな格好に比べ、彼女の服装は洗練されていた。
彼女が手を伸ばすと、私は立ち上がり、握手を交わした。
「アイリスです。来てくれてうれしいわ」と彼女は私の服装に目をやりながら言った。そして私のことを認めるように頷いた。
「ちょっと、仕事が必要で、来るしかなかったんです」
アイリスは優しく笑ってくれた。
「あなたのことは何でも知っていますよ、ギブソンさん。この仕事にあなたを選んだのは、前職でのあなたの働きぶりを知っていたからです」
彼女は座って足を組み、背筋を伸ばして話し始めた。
私はなぜだかアイリスに興味をそそられた。
「まず、どんな仕事なんですか?」 私は自分がどんな仕事に就いていくのか知りたかった。
「保育です」
私は彼女がおかしくなってしまったのかと彼女を見た。
「こんなことを言って申し訳ないのですが、あなたは私を誰かと勘違いしているようです」と私は言った。もう帰ろうかとも思った。
すると彼女は優しく微笑んだ。その笑顔がなんだか不吉だった。
「あなたはシェフだった。そして店長のせいで仕事を辞めることになった。24歳、未婚。支払いに追われ、預金残高はマイナス。他に何か知っておいた方がいいことはあるかしら?」
怒りで開いた口が塞がらなかった。よくも私の個人的なことを調べようとしたものだ。
「いいですか、アイリスさん、私は今仕事がないかもしれないし、支払うべき請求書もあるかもしれませんが、仕事は必ず見つけます」と私は答えた。
「私はベビーシッターに興味も資格もありません」私は続けた。「あぁ、それと、ストーカー行為は違法です」苛立ちながら言い終わると、席を立った。
「仕事を受ければ100万ドルよ」
私はまた開いた口が塞がらず、その女性に厳しい視線を送った。
「は?冗談でしょう?ベビーシッターに100万ドル?頭おかしいの?それとも私をバカにしたいの?」
アイリスは眉をひそめ、私の反応を楽しんでいるかのような謎めいた笑みを浮かべた。
「ギブソンさん、バカにするつもりはありません。あなたの呼ぶ "ベビーシッター "には、赤ちゃんの食事の世話や、その他にも色々とやることがあるのよ」「例えば?」「あなたがこの仕事を引き受ける気になれば、他のことについても教えてあげるわ」
私は考えた。生まれてこのかた、100万ドルという大金を見たことがなかった。そんな大金があれば、傲慢な店長の下で働く必要も、脅迫的な家主に我慢する必要もなくなる。自分のお店を持つことも始めることもできる。
「やるわ」私は同意し、彼女はバッグからファイルを取り出して私の前に置いた。
「これは契約書で、明日から少なくとも1年間は赤ん坊の面倒を見ることになります。
ではすぐに赤ん坊達のいる場所に移動してください。一切の交友関係を断ち、誰にも居場所を知られないようにしてください。携帯電話は使用禁止。新しいものを支給します」
「待って、自分の家から通いたいんですけど。自分の家から子供の家まで車で毎日通える距離なんです」
「いいえ、ギブソンさん。機密事項なので、今は詳しいことは言えませんが、あまり外に出てほしくないんです」私は契約書に目を通し、条件を読んだ。
「わかりました。どこにサインすればいいですか?」 私は書類にサインをしてから立ち上がった。
「明日の朝、運転手があなたのお家にお迎えにあがり、その後新居までご案内します。今夜、必要なものをすべて荷造りしてください」
私は車で家に帰り、荷造りを始めた。
”交友関係を断つ”というほど親しい人はいなかった。職場に友人は何人かいたが、私が退職すると連絡することも無くなった。今まで4人の男の子と付き合ったけど、せいぜい続いても数週間だった。
知り合いの同年代の女の子の半分は結婚していたのに、私には本気で付き合った彼氏さえいなかった。セックスもしたことがなかった。
気が向いたときにポルノビデオを見ることはあっても、オナニーをすることすらできなかった。恥ずかしくてできなかった。
モブな男子と下手なキスをするより、小説でキスのシーンを読んでいる方が断然よかった。なんて言っても、私は官能的なBDSM小説の大ファンだった。
私は荷造りを中断し、床に落ちていた雑誌に目を落とした。
セオドア・ジェファーソンの彫りの深い顔がこっちをにらみつけた。私は思わず身震いした。
服やその他の持ち物を整理していると、ドアをノックする大きな音が聞こえ、私は驚きのあまり飛び上がった。
「もうすぐお金が入るよ!仕事が決まったんだ!」私は叫んだ。
何の反応もなかったので、私はアレックスに立ち去るように言おうとドアに近づいた。
ドアを開けると、驚いたことにドアの前に立っていたのは大家ではなかった。
アイリスだった。彼女の後ろには、サングラスをかけ、黒いスーツを着た筋肉質の男が2人、不敵な笑みを浮かべて立っていた。
「まあ、アイリスさん」
「急にお邪魔してしまってすみません、ギブソンさん。言い忘れたことがいくつかありまして、もし今お時間があれば、お知らせしようかと思いまして」アイリスが言った。
「いえ、ちょうど荷物をまとめていたところです。今、大丈夫です」「よかったです。大事なものは全部持ってきてくださいね。もうこのアパートには戻ってこないから」
私はアイリスの話を聞きながら、唇を強く噛んだ。
「待って、アイリス、じゃあ私はここに戻ってきたくても来れないの??えっと、休みの日にここに戻りたいかもしれないんです」と私は言った。
「気持ちはわかります。すみません。でも、契約書にサインしたのはあなたです。今はまだ詳しく説明できませんが、あなたはここに戻ることはできません。 必要なものを全て荷造りすることがいかに大切か、ご理解いただければ幸いです」
「うーん、わかりました」
私はアイリスが後ろの怖い筋肉質の2人と一緒に出て行くんだと思った。でも違った。「ああ、ギブソンさん。服、重要書類、個人的な持ち物以外は何も持っていかないでください。必要なものはすべて家で用意します。何も心配要りません」
少し不安を感じながら、私はうなずいた。
私はドアを閉めようとしたが、筋肉質のボディーガードの一人が、その筋肉のついた腕でドア抑えていた。
「今度は何?」私は緊張して、彼からアイリスに視線を移した。
アイリスは私を見てにやりと笑い、敷居をまたいで私のアパートに入った。
「計画変更よ。私たちと一緒に来てもらうわ。今すぐ」

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